【解説】
死亡1名。前日(1/22)と較べて重症者2名減。入院中が2名増えましたが、本日(1/23)も退院・退所等が多かったので、総患者数、宿泊療養中、入院調整中が大きく減少。入院調整中は総患者数の4人に1人弱(23%)になりました。
直近1週間の移動平均値(ブログ12/7の解説編3を参照)は、総患者数が19名減で減少が5日間続いています。入院患者数は3名減で減少が4日間続いています。良い方向に向かっているのは変動の範囲内ではないかも知れません。
【解説】
既に発表されている集団感染の伊勢崎市高齢者福祉施設(サービス付き高齢者向け住宅)で入居者2名の追記がありました。しかし、新たな集団感染の発表はありませんでした。接触者として検査して1/22に陽性が判明した高校生が7名(高崎3名、前橋2名、渋川1名、冨岡1名)。1/21に高崎市から発表された高崎市内の私立高校の集団感染が拡大している可能性があります。
前橋市で感染経路が判明している7名のうち4名は同居家族内の感染(未就学児1名、高齢者2名を含む)。館林(大泉町)の7名のうち6名は同居家族内の感染(小学生2名、学生3名を含む)。
【解説】
人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値は高崎と吾妻が橙色から黄色に、館林が赤色から橙色に変化しました。群馬県全体でも低下が続いています。しかし、まだ高止まりで警戒範囲は脱していません。
【解説】
医療提供体制の①病床使用率は1/22に減少した値を本日1/23も維持しています。ごくわずかですが、②療養者数も低下が続いています。感染状況の3つの指標④、⑤、⑥の数値も低下しています。もう少し頑張れば、②療養者数はステージ3に、④新規感染者数はステージ2にステージダウンできます。
知り合い、あるいは知り合いの知り合いが陽性者になって、ヒタヒタと忍び寄ってくる実感を感じている方も多くなっていると思います。群馬県でも、いつ感染してもおかしくない状況が近づきつつあります。私達にできることは、家庭内でも換気に気をつけて、新しい生活様式で。一番多い同居家族内感染を防ぎましょう!
【クイズ】
次に示す新規感染者の移動平均カーブを群馬県、東京都、隣県の埼玉県と栃木県を比較してみましょう。群馬県のカーブは東京都、埼玉県、栃木県のどれに最も似ていますか?その理由は? 回答はこのBlogのコメントでも、E B I C Jrのメルアド(info@ebicjr.com)や私の個人メールでもO Kです。一緒に考えましょう!
より引用
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)
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