① 12/16患者数(新規陽性患者数を含む)と解説
- EBIC Jr.
- 2020年12月17日
- 読了時間: 3分
●新規陽性患者(12月16日 22:09発表)
桐生 15名
太田 14名
伊勢崎 12名
館林 9名
前橋 5名
渋川 4名
藤岡 3名
高崎 1名
計 63名
東毛地域 79%(50名)
年齢60代以上 29%(18名)
感染経路不明 35%(22名)
●患者数(12月17日9:30発表)
総患者数: 363名
入院中: 174名(重症4名)
宿泊療養中: 101名
入院調整中: 88名
退院・退所等: 23名(死亡0名)
●解説
新規陽性患者の傾向(地域、年齢、感染経路不明率)に変化はありません。
【恵愛堂病院クラスター】
12/16発表データ63件の中に恵愛堂病院関係が11件ありました(患者7名、職員3名、職員の家族1名)。このクラスターの経緯は病院と県のホームページで詳細に発表されています。市中感染化している地域での院内感染です。これを防止するのは非常に困難です。
しかし、この事例から学ぶことが多々あります。
12/11発表 累計8名(入院患者5名 職員3名)
12/9 職員1名
12/10 患者4名 職員1名 C-MAT派遣要請
12/11 患者1名 職員1名
12/12発表 累計9名(入院患者5名 職員4名)
12/12 職員1名
12/16発表 累計19名入院患者12名 職員7名
12/15 職員1名
12/16 患者7名 職員2名
県のホームページに12月11日発表の8名(入院患者5名 職員3名)の詳細がpdfファイルでアップされています。
陽性職員の家族1名が家庭内感染したことが本日(12/16)発表されました。陽性職員は接触者としてP C R検査をした時(12/11)、症状はなかったのです。職員の家族は12/13に発症して12/15に陽性であることが確認されて、12/16に発表されたのです。
コロナ感染症では、この様なことが起こるのです。まさか、自分がと思っても、市中感染となっている地域で暮らしていると起こるのです。せめて家庭内感染をしないために、まさかと思っても、家庭内でも新しい生活様式で生活しましょう!辛い経験をしている家族の症例から、学びましょう!
【入院調整中患者数】
2棟目となる伊勢崎市の宿泊療養施設が稼働開始した12月15日に入院調整中患者数が20名減少して67名になりましたが、翌日の12月16日に21名増えて88名に戻りました。今だ、この原因がわかりません。
通所介護事業所(デイサービス)
12月15日に追記で更新のお知らせ「県内介護事業所における新型コロナウイルス感染症の集団発生」がありました。利用者6名と職員2名の感染に利用者6名が追加されて計14名となっています。
桐生市ホームページ
県のホームページ
通所介護事業所(デイサービス)利用者の生活の場は自宅なので、デイサービス職員の他、家族からの感染もあるため、老人ホームよりも感染リスクが高い場所です。市中感染化している地域で、このようなことが発生するのは予測されていました。ついにと言った感じでした。残る28名の検査結果は12月16日の発表データにはありませんでした。
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)

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