●患者数(1月3日)
総患者数: 351名
入院中: 187名(重症10名)
宿泊療養中: 117名
入院調整中: 47名
退院・退所等: 20名(死亡1名)
【解説】
死亡1名。前日(1/2)と較べて、重症者数変化なし、入院中6名増、総患者数10名増。直近1週間の移動平均値では入院患者数2名減。しかしながら、僅かながらでも減少し続けていた総患者数が1名増に転じました。本日(1/3)、時短要請区域(太田)の要請業種の飲食店で集団感染が発生しました。
東京都でも同様な時短要請をしていますが、感染者は増え続けています。下図は「午後6時から翌日午前0時までの1時間あたりの平均値を表示しています。グラフ内の横線は「感染拡大前(1月18日~2月14日)の人出の平均値です。青い横線は平日平均、赤い横線は土日祝日の平均です。」
より引用
人出は以前よりは減少していますが、患者数を減少させるにはこの人出では不十分だということでしょう。「東京都は、人の流れの抑制といった対策の強化が必要だとして、政府の求めに応じて飲食店への営業時間短縮の要請を午後8時までに前倒しするかなど、検討を進めることにしています。」「神奈川県内では、新型コロナウイルスに感染した患者用の病床のうち、空いているのは全体の2割ほどまで減っていて、県は医療提供体制が機能不全に陥るおそれがあるとして、外出自粛を徹底するよう強く呼びかけています。」(N H Kニュースより)
●保健所別新規陽性患者発生状況(1月3日)
太田 8名
高崎 6名
館林 6名
その他 3名
伊勢崎 2名
桐生 2名
前橋 1名
渋川 1名
藤岡 1名
吾妻 1名
計 31名
東毛地域 58%(18名)
年齢60代以上 23%( 7名)
感染経路不明 45%(14名)
【解説】
すでに発表されている集団感染(伊勢崎市の高齢者福祉施設)の入居者1名、館林保健所管内の高齢者福祉施設の職員の同居者1名が新たに陽性となりました。太田の8名は、集団感染が発生した飲食店の職員と客の5名、感染経路不明3名。高崎市の6名は、感染経路不明3名、濃厚接触者3名。館林の6名は、同居家族4名、濃厚接触者1名、調査中1名。
太田の飲食店で新たな集団感染が発表されました。しかし、前橋の保育施設の集団感染者として園児の発表がなかったこと、伊勢崎の会社がまだ集団感染になっていないことが、本日の救いでした。
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)
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