群馬県12保健所中10保健所で陽性者が増加し、全国13位にランクアップ(5/2日)


【解説】
保健所別にみた人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値を5/1(土)と比べると、12保健所中10保健所(前橋、高崎、渋川、伊勢崎、安中、富岡、利根沼田、太田、桐生、館林)で増加。その結果、群馬県全体で増加して3.1名/日、全国13位にランクアップ。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/#latest-weeks-card

【解説】
既に発表されている利根沼田保健所管内の中学校(4/30)で職員2名、安中市内の事業所(4/30)で従業員1名、高崎市内の歯科医院(5/1)で従業員1名の追記がありました。
感染経路が判明している44名のうち20名は濃厚接触者/接触者、18名は同居家族、6名は接触者検査陽性者。感染経路不明者36名が10の保健所管内で確認され、高崎、前橋、伊勢崎で67%(24名)。これら3保健所管内以外が増えています。今後、更に群馬県のほぼ全域で新規陽性者の増加が懸念されます。

【解説】
昨日5/1(土)の数値と比べると、①病床使用率、②療養者数、④新規感染者数が増加し、②療養者数と④新規感染者数は更にステージ4に近づいています。

【解説】
退院・退所が多かったためか、入院中は微増で宿泊療養中が増加。その結果、療養者数も増加。入院等調整中の患者が109名から95名に減少しました。しかし、未だ療養者数の5人に1人に近い18%が自宅にいます。

【解説】
直近1週間の移動平均値は全て(入院中、宿泊療養中、入院等調整中)で増加が続き、その結果、療養者数の著しい増加が続いています。
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)