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群馬県の入院調整中率25% 病床使用率62% 重症者病床使用率20% (1/10)

更新日:2021年1月11日

●患者数(1月9日発表)

総患者数:​516名

  入院中:​208名(重症14名)

  宿泊療養中:​177名

  入院調整中:​131名

退院・退所等:41名(死亡0名)

入院中率:​​ 40%

宿泊療養中率:34%

入院調整中率:25%

病床使用率:62%(208床使用/335床)

重症者病床使用率:20%(14床使用/71床)

【解説】

死亡0名。前日(1/8)と較べて、重症者数変化なし、入院中4名増、入院調整中2名増、宿泊療養中16名増、総患者数22名増です。総患者数の増加を宿泊療養中の増加で補って、ようやく宿泊療養施設が機能し始めたようです。しかし、まだ十分ではなく、昨日(1/8)から総患者数の4人に1人(25%)が入院調整中である状況が続いています。

2棟目が利用可能になり、宿泊療養施設の部屋数は十分にあるのに、そこで療養できない理由を記者会見で、部屋のクリーニング、療養開始の手続き、宿泊療養施設までの移動の問題などがあるとの説明がありました。つまり、宿泊療養施設を運用する人手(清掃員、事務職員、運転手、看護師)などのソフト面の問題だと理解しましたが、それが未だに十分には解決していないと言うことでしょうか?これが解決されなければ、入院調整中の割合は減少しないでしょう。

直近1週間の移動平均値でも数総患者数25名増、入院患者数4名増。しかし、増加のカーブは昨日(1/8)よりも穏やかになりました。新たな集団感染の発生がなかったことが要因の1つだと思われます。

本日よりデータ編に入院中率、宿泊療養中率、入院調整中率、病床使用率、重症者病床使用率を追加しました。1週間前(1/3)に病床使用率は56%でしたが現在では62%に、重症者病床使用率は14%が20%になっています。

●保健所別新規陽性患者発生状況 数値は患者数(名)(1月9日発表)

保健所 新規陽性 経路不明 60歳以上

太田​ 22 6 3

前橋​ 135 3

館林​ 10​ 0​ 2

伊勢崎​ 74 1

高崎55 0

桐生​ 43 3

藤岡11 0

冨岡​ 1​ 0​ 1

6324(38%)13(21%)

東毛地域 43/63(68%)

【解説】

太田市で既に発表されている集団感染の追記が教会関係で11名、飲食店関係で2名ありました。接触者として検査した太田の新規陽性者11名は、これらの集団感染関係者だと推測されます。その結果、太田で本日最多の22名になったと思われます。吾妻と利根沼田から新規陽性者が確認されませんでしたが、昨日、それぞれ1名ずつ感染経路不明者が確認されているので、しばらく注意が必要です。

本日から、保健所別新規陽性患者数の中に感染経路不明者と60歳以上の患者数を追加しました。感染経路不明者が多いと濃厚接触者が多くなり、その数日後に新規陽性者が増加します。しかし、それだけでなく市中感染や集団感染発生のリスクも高まります。だから、感染経路不明者を検査で早期に確定することが対策の基本なのです。12/30のブログで書いたように、熱がなくても症状があれば検査をして大事な家族や仲間にコロナを感染させないようにしましょう。そして、それをサポートするシステムの構築が望まれます。

1/7に一変した人口10万人当たりの直近1週間の移動平均値は更に増え続け、太田で過去最多(5.2名/日)となりました。直近1週間の患者数に換算すると36名になります。これは1/7に緊急事態宣言が発出された埼玉県の値とほぼ同じです。

群馬県全体で本日2.9名/日になりましたが、日本全国での相対的順位は16位で大きな変化は見られません。他県でも年末年始の休暇明けの1/7頃に急増している県が多かったので、その影響だと思われます。

情報:N H Kまとめ

より引用


佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)

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