●患者数(12月20日朝 発表)
総患者数: 396名
入院中: 192名(重症6名)
宿泊療養中: 135名
入院調整中: 69名
退院・退所等: 37名(死亡1名)
●新規陽性患者(12月19日夜 発表)
館林 10名
太田 6名
前橋 5名
伊勢崎 4名
桐生 1名
高崎 2名
富岡 1名
利根沼田 1名
計 30名
東毛地域 70% (21名)
年齢60代以上 43%(13名)
感染経路不明 40%(12名)
【解説】
重症患者数に変化はなく6名、入院中患者数は1名増で192名。入院調整中が14名減り、宿泊療養中が5名増えました。退院・退所等が順調に37名あったので、患者数は8名減少して、400名以下になりました(396名)。病床調整は順調に進んでいる様です。しかし、入院中患者数や重傷者数に大きな変化はありませんし、変化を期待できません。それは、新規患者数が高止まりあるいは上昇傾向にあり、高齢者の割合にも変化がないからです。
●保健所別コロナ患者発生状況12月19日夜 発表)
新規陽性患者数の直近1週間の平均値を保健所毎に人口10万人に当たりに換算した値が、毎日、群馬県から発表されています。12月19日の値を高い順に並べ替えてみました。
桐生 3.8人/日
館林 3.5人/日
伊勢崎 3.3人/日
太田 2.4人/日
渋川 1.4人/日
前橋 1.2人/日
藤岡 1.1人/日
その他の保健所管轄地域では1人未満/日
合計 1.8人/日
直近1週間の変化をあらわした表です。
【解説】
クラスターが発生した3つの病院ではホームページで適宜発表しています。しかし、12月19日に発表がなかったので落ち着いてきているのかな?と思っています。館林や太田でクラスター発生の発表がありませんが新規陽性者が高止まりしているのは、感染経路不明者が多く、その家族内感染が多いのが一番の原因かもしれません。前橋や渋川で、じわじわと増えているのも気になります。
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)
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