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病床使用率はステージ4:依然と病床の逼迫が続いています(1/27)



【解説】

死亡1名、重症者1名増。しかし、総患者数、入院中、宿泊療養中、入院調整中ともに大きく減少。入院調整中は総患者数の10人に1人以下(9%)になりました。新たな宿泊療養施設が1/25に開設したのに宿泊療養中が増えないのは、入所数よりも退所数が多かったからでしょう。

直近1週間の移動平均値は、総患者数が24名減、入院中は5名減、入院調整中18名減で減少続いています。宿泊療養中は2名増で3日間増加が続き、徐々にですが良い方向に向かっています。


【解説】

新たな集団感染の発表も、既に発表されている集団感染の追記もありませんでした。

群馬県内で感染経路が判明している8名のうち4名は同居家族内の感染(高齢者1名を含む)、4名は接触者として検査した陽性者。この4名中3名は太田市と大泉町の高齢者。集団感染に発展しないことを願っています。


【解説】

保健所別にみた人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値はさらに低下しました。館林は橙色から黄色に、利根沼田は黄色から白色に変化しました。赤色は依然と藤岡のみです。群馬県全体でも低下が続いています。しかし、まだ警戒閾を脱していません。


【解説】

感染状況の④新規感染者数がステージ2になったので、感染状況の3つの指標が全てステージ2になりました。医療提供体制の①病床使用率と②療養者数はステージ4。②療養者数は、もう少しでステージ3になりそうです。感染状況が良くなってから、医療提供体制の②療養者数、①病床使用率の順に良くなって行くのでしょう。

新型コロナ分科会構成員で国立感染症研究所の脇田隆字所長は「感染状況が下火になれば基本的には医療提供体制には問題がないと考えられるため、日常生活を送る上では感染の状況の3つの指標(④、⑤、⑥)を注視します。」と述べています。

医療提供体制の回復には時間がかかりますが、感染状況が下火になれば現在以上に医療提供体制が悪くなることは考えられないと言うことでしょう。感染状況が下火になるまで、感染が再び拡大することがない様に新しい生活様式で頑張りましょう!


佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)


 
 
 

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