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熱がなくても症状があったらP C R検査を公費で!(12/29)

●患者数(12月29日)

総患者数: 313名

  入院中: 185名(重症10名)

  宿泊療養中: 103名

  入院調整中: 25名

退院・退所等: 27名(死亡0名)

【解説】

死亡が0名。重症者数は1名減、入院中3名減。良い方向に向かっているようです。総患者数、宿泊療養中、入院調整中には大きな変化はありません。

直近1週間の平均値は総患者数で4名減、入院患者数で3名減と、僅かながらでも減少し続けています。


●保健所別新規陽性患者発生状況(12月29日)

伊勢崎 10名

前橋 6名

太田 4名

館林 3名

桐生 3名

渋川 2名

その他 1名

29名

東毛地域 69%(20名)

年齢60代以上 28%( 8名)

感染経路不明 28%( 8名)


【解説】

伊勢崎市で確認された10名の新規陽性者は全て感染ルートを追えています。4名は12/24発表された接触者検査陽性者の家族。3名は12/26に発表された伊勢崎市の住宅型有料老人ホーム及び通所介護事業所の関係者。残りの3名は散発例の濃厚接触者あるいは同居家族。

12月に発表された集団感染15件のうち東毛地域で12件(伊勢崎市で5件、みどり市で3件、桐生市で2件、太田市で1件、館林保健所管内で1件)、藤岡市で2件、安中市で1件。集団感染と集団感染のリンクは発表されていませんが、情報を持っている県は地域と職種を限定した営業時間短縮要請をし、その効果は現れ始めています。

集団感染で接触者検査をしたとき、発端者よりも早い時期に発症していた事例が多々発表されています。散発例でも同様な事例が多々あります。他県での解析データですが、発症時に発熱があるのは約半数(54%)、有症状者のうち退院までに発熱がない者が2割(18%)存在すると発表されています。発熱がなくても風邪の症状があったらP C R検査を公費で受けられる対策があれば、新規陽性者はかなり減少すると思います。リソースに限界はあるならば、東毛地域に限定して1日でも早く実施されることが望まれます。

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20201228_d/fil/D.pdf

より引用。


佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)


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