【解説】
保健所別にみた人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値を昨日1/29の値と比べると、前橋が橙色から黄色に、高崎が黄色から白色に変化しました。橙色の3つの保健所(伊勢崎、藤岡、館林)では数値が高くなっています。群馬県全体の値は高止まりで注意信号点灯中のままです。
【解説】
この4日間、6つの指標のステージに変化はありません。医療提供体制の①病床使用率と②療養者数は徐々に低下し続けています。しかし、感染状況の⑥感染経路不明者の割合が3日間徐々に増加しています。1/29の注意信号点灯の一因は、ここにあるのかもしれません。
【解説】
本日1/30に新たな集団感染(桐生市内の住宅型有料老人ホームで6名)が確認されました。また、既に集団感染が発表されている伊勢崎保健所管内(玉村町)のバーで4名、藤岡市内の保育施設で1名の追記がありました。
館林の8名中6名が感染経路不明、この6名のうち4名は60歳以上、この4名のうち2名は再陽性です。新型コロナに感染して数ヶ月で徐々に抗体が減衰することが医学誌で報告されています。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2025179?query=featured_coronavirus再感染例報告を集計しているサイトでは、1/27までに再感染47例、死亡2例、回復40例、再感染まで平均84日、推定再感染10,721例、推定死亡30例。
回復した方も新しい生活様式で!
【解説】
入院中と宿泊療養中が大きく減少。入院調整中は何故か増加。
直近1週間の移動平均値は、総患者数が25名減、入院中は4名減、入院調整中12名減で減少が続いています。宿泊療養中も10名減で、 4日間連続減少が続いています。入院調整中33名の内訳が気になるところです。第3棟目は順調に運用されているのでしょうか?
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)
Comments