【解説】
感染状況の④新規感染者数は増加、ステージ3の⑤新規感染者数の比は微増。新規感染者数は、ギリギリのところで踏ん張っていたのですが、ついに群馬県の新規患者数の上限目標値を完全に超えました。
医療提供体制の②療養者数は増加傾向にありますが、4/1から病床数が11床増えて411床になったために①病床使用率は横ばい。依然とステージ3。
【解説】
既に発表されている館林市内の病院での集団感染で患者2名の追記がありました。昨日4/1(木)に館林保健所管内の高齢者2名と県外在住の医療従事者1名が接触者として検査して陽性が確認されていたので新たな集団感染かと心配しまたが、患者2名と職員1名の追記もありました。一方、本日4/2(金)に新たな集団感染が2つ(太田市内の製造工場と伊勢崎市内の特別老人ホーム)発表されました。
この他に感染経路が判明している13名のうち11名は感染経路不明者4名の同居家族あるいは濃厚接触者。1名の感染経路不明者から高崎では5名の同居家族に、伊勢崎では4名の同居家族に。太田の2名は太田市内の病院で3/12に発表された集団感染の職員の同居家族。
感染経路不明者は14名。7名(50%)は高崎と前橋。
【解説】
保健所別にみた人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値を4/1(木)と比べると、安中、冨岡、吾妻では減少して落ち着きを取り戻しました。しかし、高崎、伊勢崎、桐生、館林では増加。その結果、群馬県全体の値は増加して1.0名/日になりました。
【解説】
直近1週間の移動平均値は2日前の3/31(水)より入院中が増加に転じ、全て(入院中、宿泊療養中、入院等調整中)の増加速度が上がり、明らかな増加傾向となりました。
【解説】
入院等調整中の増加が著しく、患者の5人に1人(20%)が入院等調整中。その結果、療養者数も大きく増加。
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)
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