

【解説】
藤岡で既に集団感染が発表されている特別養護老人ホームで本日2/26(金)に2名の追記がありました。
太田と伊勢崎で4名の感染経路不明者から18名の新規陽性者が確認されました。太田で、2名の感染経路不明者(無職)から8名の同居家族(園児1名、小学生1名、中学生1名、高校生1名を含む)に、1名の感染経路不明者(20代)から6名の濃厚接触者(20代と30代)に。伊勢崎で1名の感染経路不明者(無職)から4名の同居家族(未就学児1名、園児1名、中学生1名を含む)に陽性者が拡大。限られた情報から3家族の家族内感染を推し測ると辛いものがあります。人々のやさしさが試されている様な気がします。
感染経路不明者が6つの保健所管内で散発しています。藤岡以外は時短要請市町を含む保健所管内です。感染経路不明者が減少しなければ、新規陽性者の減少は望めません。

【解説】
保健所別にみた人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値を2/25(木)と比べると、渋川が橙色から黄色になって改善しました。しかし、逆に太田は黄色から橙色に、館林は緑色から黄色に、そして前橋、高崎、伊勢崎、藤岡の数値は増加し、群馬県全体の値も増加しました。昨日までの改善傾向から一気に増加に転じました。
本日2/26(金)、伊勢崎市と大泉町の3/1(月)までの営業時間短縮要請の解除発表がありました。しかし、それぞれの地域で、地域特有の急所を抑えた対策の継続が必要だとデータが示しています。

【解説】
高齢者の新規陽性者が少なかったためか入院中は減少しています。一方、入院等調整中が大きく増加し、宿泊療養中も増加しました。

【解説】
直近1週間の移動平均値では、入院中、宿泊療養中、入院等調整中の減少が順調に続いています。

【解説】
感染の状況は①新規感染者数がまた足踏み状態になり、⑤新規陽性者の比が増加に転じました。しかし、医療提供体制は①病床使用率が減少し、重症病床使用率も減少が続いています。

【解説】
本日2/26(金)に政府より都道府県別6指標の発表がありました。
先週に引き続き、関東7都県の値を抜粋して表にしました。3都県に依然とステージ4があり、関東4都県の緊急事態宣言は継続となりました。群馬県の状況は先週よりも改善して栃木県とほぼ同じになりましたが、これは過去の状況です。現在はリバウンドが危惧される一歩手前です。
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)
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