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寒中の今、高止まりは良い兆し?(1/22)

執筆者の写真:  EBIC Jr. EBIC Jr.


【解説】

死亡3名。前日(1/20)と較べて重症者1名減。退院・退所等が少なかったので総患者数、入院中、宿泊療養中が増加。入院調整中数に変化はありません。総患者数の増加を宿泊療養中の増加で補った感じです。ようやく、入院調整中が30%以下(29%)になりました。

直近1週間の移動平均値(ブログ12/7の解説編3を参照)は、総患者数が7名減で減少が3日間続いています。入院患者数は1名減で減少が2日間続いています。微々たる変化ですが、良い方向に向かっています。


【解説】

昨日1/20に伊勢崎市高齢者福祉施設(サービス付き高齢者向け住宅)で16名(入所者12名、職員4名)の集団感染の発表がありました。16名中11名が1/20に結果が判明して1/21の発表となりました。そのため、伊勢崎は新規陽性者が20名と最も多くなり、60歳以上も12名と多くなりました。既に発表されている集団感染藤岡市の中学校生徒1名の追記もありました。

感染経路が判明している高崎10名のうち4名は同じ高校の生徒。吾妻の2名も同じ高校の生徒。1/20に発表のあった高崎の高校生の同居家族の高校生も陽性となった発表が本日1/21にありました。この高校生が同じ高校かどうかはわかりません。また、1/18に高崎の医療施設内で陽性となった医療従事者の同居家族3名の家族内感染も発表されました。その家族の中に高校生が1名含まれています。したがって、高崎10名中、6名が高校生。心配していた高崎の医療機関で新規陽性者の発表はなく、集団感染の発表もありませんでした。


【解説】

人口10万人当たりの直近1週間の移動平均値を1週間前の1/14木曜日と比較すると、群馬県全体では高止まりで変化はありません。しかし、保健所別に見ると、高崎、伊勢崎、安中、藤岡、吾妻、利根沼田ではこの1週間で増加しています。唯一改善しているのは桐生です。

桐生では11月中旬から感染者が増加し、12/12から赤色になり、12/20には4.0人/日まで上昇しましたが、12/27に橙色になって徐々に減少し、再度赤色になることなく色なしの0.8人/日まで低下しました。

色分けして俯瞰すると、同じ群馬県でも地域によって著しい違いがあること、同じ地域でも時間が経過すると著しい変化が見られることが分かります。


【解説】

政府の6指標を1週間前の木曜日1/14と比較すると、6指標は全て同じステージに止まっています。高止まりです。明日以降、金曜日と土曜日の結果が分かるまで楽観できませんが、丁寧にそれぞれの指標の数値を観ると、③療養者数が低下しています。

寒中の今が最悪で、立春の頃には明るい兆しが見えてくるのが私のシナリオです。


佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)

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