【解説】
直近1週間の移動平均値は、宿泊療養中が減少し続け、逆に入院中と入院等調整中の増加が続いています。その結果、療養者数の増加も続いています。宿泊療養中は5/8(土)の278名をピークに減少し続けています。宿泊療養に938室が用意されているにも関わらず、宿泊療養使用率が上がらないのは何がボトルネック?
【解説】
ようやく宿泊療養中が大きく増加したのも束の間、本日5/12(水)は再び大きく減少。入院中と入院等調整中が増加。入院等調整中の患者が200人を超える208名、療養者数の4人に1人以上28%が自宅にいる状態が続いています。
【解説】
昨日5/11(火)の数値と比べると①病床使用率、②療養者数、④新規感染者数が増加。
コロナ病床が5/11(火)から10床増えて432床になったので、5/11(火)に①病床使用率が低下したが、本日5/12(水)に再び増加に転じて5/10(月)と同じ値に。本日5/12(水)に③PCR陽性率計算の分母となる検査件数の追加発表があり、その結果、③PCR陽性率が低下し、ステージ4からステージ3にダウン。5指標のうち3指標がステージ4。
【解説】
本日5/12(水)に新たな集団感染として、伊勢崎市内の有料老人ホームで入居者5名、利根沼田保健所管内の障害福祉サービス事業所で5名(利用者3名と職員2名)が発表されました。また、既に発表されている集団感染、伊勢崎市内の有料老人ホーム(5/7)で入居者3名の追記もありました。
新規陽性者が12保健所中11保健所で確認され、高崎、伊勢崎、前橋、館林で67%(70名)。感染経路が判明している新規陽性者60名のうち27名は濃厚接触者/接触者、25名は同居家族、8名は接触者検査陽性者。
感染経路不明者44名を9保健所管内で確認。高崎だけで43%(19名)。高崎の19名のうち8名(3家族)は同居家族と一緒に市内医療機関を受診して同時に陽性となり、現時点では全員が感染経路不明者となっています。
変異株患者4名(全員感染経路不明)が発表され、244名になりました。
【解説】
保健所別にみた人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値を5/11(火)と比べると、冨岡と桐生で減少。前橋、高崎、渋川、伊勢崎、安中、藤岡、利根沼田、太田、館林で増加。その結果、群馬県全体で増加。
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)
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