伊勢崎市と大泉町のもう少しの頑張りで群馬県の感染状況は不安のないものに(2/18木)



【解説】

入院中と宿泊療養中は減少していますが、入院等調整中が大きく増加しました。

原因の1つとして小児科(15歳以下)患者が在宅療養している可能性が考えられます。実は、1/4(月)に高崎市の小学校で集団感染(職員1人、児童9人)が発生した時、高崎市は、児童は「現在、無症状であることから、群馬県と協議し、在宅療養で調整される見込み。」と発表しました。その後、5名の児童の陽性が確認されて14名となり、4家族で家族内感染も確認され、保護者も陽性者となりました。その時点で、高崎市は4家族中「3家族は児童とともに入院またはホテル療養を基本として、県と調整中」と発表しました。小児科学会のガイドライン

http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20200423_kenkai.pdf



に従った判断だと思いました。高崎市のこの集団感染では、その後、これら児童の在宅療養に伴った家族内感染の発表はありませんでした。

群馬県下で、2/7(日)から2/16(火)までの10日間に18名の15歳以下の小児が新規陽性者となっていました。その内訳は10歳未満が12名(未就園児3名、未就学児1名、園児3名、小学生5名)、10歳以上の小学生3名、中学生3名。これらの小児は宿泊療養、在宅療養、入院のいずれかに保護者と一緒に調整されたと思われます。在宅療養は入院等調整中に含まれるので、調整中と在宅療養を分けた発表があると、私も含めて県民の心配は少なくなるのでは?


【解説】

直近1週間の移動平均値を見ると、入院等調整中が減少に転じています。しかし、入院中と宿泊療養中の減少に比べて微減です。移動平均値を見ると日々の発表に一喜一憂することなく、情報を読み解くことができます。


【解説】

感染経路が判明している伊勢崎の9名(園児1名、小学生2名、中学生1名、高齢者1名を含む)は5名からの感染拡大。同じく感染経路が判明している館林の7名は全て大泉町で、3名からの感染拡大。一方、感染経路不明率は、昨日2/16(火)(79%)に比べて本日2/17(水)は著しく低くなりました。


【解説】

保健所別にみた人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値を前日2/16(火)の値と比べると、館林が黄色から橙色に変わりました。群馬県全体の値は2/12(金)と同じ値で、まだ足踏み状態が続いています。独自の緊急事態宣言を過去に発出した大泉町と現在発出中の伊勢崎市において、不安のない値にまで低下していません。


【解説】

2/15(月)よりコロナ病床が361床に、重症病床が74床に増えました。2/17(水)に医療提供体制の①病床の逼迫具合の病床使用率は20%代になり、ステージ2が見えて来ました。②療養者数の減少傾向も続いています。

しかし、感染の状況の④新規感染者数、⑤新規感染者数の比、⑥感染経路不明者の割合は3つ一緒に足踏み状態を1週間続けています。感染経路不明者の割合も大きな日差変動は見られずに足踏みしています。


この1週間の発表結果を6指標から俯瞰すると、医療提供体制は改善進行中、感染の状況は足踏み状態。伊勢崎市と大泉町の急所を突いた地域内感染(家庭内を含む)防止策を後もう少しがんばり続ければ、群馬県の感染の状況は不安のないものになるでしょう。


佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)

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