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執筆者の写真 EBIC Jr.

人口10万人当たりの新規陽性者の移動平均値(12月13日)と解説「家庭内でも新しい生活様式」で!

伊勢崎 4.5人/日

吾妻  2.2人/日

桐生  3.4人/日

太田  2.4人/日

館林  2.7人/日

前橋  1.2人/日

藤岡  1.1人/日

富岡  1.1人/日

渋川  1.0人/日

その他の保健所管轄地域では1人未満/日

合計  1.9人/日


解説:人口10万人当たりの新規陽性者の移動平均値は曜日による変動がなく、直近1週間の変化を日々追えるので、自分が暮らしている地域のリスク把握に役立ちます。しかし、人口が約5万人の吾妻保健所管轄地域では、小規模な集団感染であっても発生すると、一気にこの値は大きくなります。吾妻では、この値が12月8日に4.7人/日となりました。その後、徐々に低下して、5日が経過した12月13日は2.2人/日になっています。この様に人口が少ない地域では一気に上昇して、ゆっくりではありますが確実に日々減少して行きます。

東部地域の発生件数が多いですが、人口も多いのです。高崎(37万人)と前橋(33万人)に次いで、伊勢崎(25万人)、太田(22万人)、館林(18万人)、桐生(16万人)に人口が集中しています。したがって、発生件数だけで平等な比較はできません。人口10万人当たりの移動平均値は人口も考慮しているので、状況の把握に役立ちます。

今、気になっていることは、東部地域では感染経路不明の陽性者が減っていないために吾妻とは対照的に、この値は増加し続けています。伊勢崎では12月9日から、館林では12月10日から、桐生では12月11日から、太田では12月12日から増加に転じています。学校や会社での感染は比較的コントロールしやすいですが、同時多発的に飲食店で発生した感染のコントルールがいかに困難であるかをこの値から知ることができます。

自分の家族は慎重に行動しているので大丈夫だと思っても、職場や学校に行って無症状の親しい同僚や友人の濃厚接触者になっているかもしれません。市中感染となっている地域では自分がいつ感染してもおかしくありません。せめて家庭内感染をしないように「家庭内でも新しい生活様式」で過ごしましょう!!


佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)




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