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つぶやき:元気な高齢者の皆さんへ(12月14日)

私の想定では、お彼岸過ぎに第2波が終わって、しばらくの間は落ち着いた状況が続いて、11月下旬に第3波が始まるシナリオでした。しかし実際は、お彼岸が過ぎてもしばらくは暑い日があり、その後、急に寒くなり11月中旬から感染者数が増加し始めました。


お彼岸の3連休に、群馬県内の観光地はGo toトラベルキャンペーンのお陰で昨年以上の人出で賑わいました。心配していましたが、観光地でクラスター発生はありませんでした。10月からGo to Eatキャンペーンが始まり、東京もGo toキャンペーンを利用できるようになりました。人々はアフターコロナかのようにお得なキャンペーンで遠出をしたり、会食をしたり、コロナ発生カーブの谷間で楽しみました。


群馬県では11月中旬から異変が起こっていました。東部地域の中では比較的落ち着いていた桐生保健所管轄地域で感染経路不明の患者が出始めました。感染経路不明の患者は、その後も増え続け、60代以上の高齢男性の割合が多くなって、その傾向は東部地域全体に広がって行きました。そして、引き続き家族内感染や友人間での感染拡大となりました。高齢者の連れ合いや友人は高齢者であり、新規陽性者の中で高齢者の占める割合が一気に上昇しました。今でも、この傾向は変わっていません。


65歳以上は原則的に入院となっていますので、入院患者数が増加しました。でも、元気で外出する高齢者なので、順調に回復することを期待していました。私も元気な高齢者のカテゴリーに入るので、早期の回復を心より願っていました。しかし、3週間後の12月7日と12月8日に連日、高齢者の死亡発表があった時は本当にショックでした。


元気で老後を楽しめるのは、微妙なバランスでそれを維持できているのです。一旦、このバランスが崩れると、戸籍年齢に抗うことはできないと自分に強く言い聞かせています。この第3波は始まったばかりです。今週、寒波が訪れています。元気な高齢者の皆さん、アフターコロナをおもいっきり楽しむために、この冬は新しい生活様式を守って自分も家族も友人も守りましょう!!


佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)







 
 
 

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